2014年9月29日月曜日

いよいよ初日

講習場所は、筑波学都資金財団筑波研修センターです。

寮といいますか、合宿所といった雰囲気と言えば伝わるでしょうか。
かなり疲れた施設(笑)となります。



通える方を除き、基本的にはこちらに宿泊して、受講することになります。

部屋は、机と書棚、ベッド、ロッカーのみ。
共用設備で、トイレ、風呂、冷蔵庫、洗濯機、給湯機などがあります。
食事は予約制の食堂となりますが、最寄のファミマをはじめ、少し歩けばコンビニや多少の食事処も見つけることができます。



テレビも何もない隔離された生活を満喫できます!

ちょっとこの環境は厳しいなぁと感じる方は、ビジネスホテルやウィークリーマンションを利用するのが良いでしょう。

2014年9月28日日曜日

研修に向けて

研修に向けての準備について。

講義は、講師の先生の配布資料(PPTのレジメなど)がメインで、時々テキスト(樹木医の手引き)を参照する形になります。

なので、樹木医の手引きの該当部分を読み込んでおくことが基本となり、それで十分だと思います。

もし余力があれば、推薦図書や参考文献、緑化センターの書籍を読めば良いでしょう。




ただし、推薦図書の類は、 講義では使用しませんので、無理して入手したり、研修に持参する必要はありません。

2014年9月26日金曜日

イントロ⑤ 試験の参考文献など

全ての学習において近道は無し?

これ至極まっとうですが、仕事が優先される日々、出来れば効率よく。

インターネット環境を活用されている方は、各種NEWSや、トピック整理された"まとめ"サイトを利用するのが良いのかと思います…私はアナログ派寄りですが(笑)

アナログ系の方は、ズバリ日本緑化センターの月刊誌グリーンエージを読んだり、その他造園業界紙/誌を読まれたら良いかと思います。

その他、私が樹木医を受けるきっかけを頂いた NPO法人 樹木生態研究会(堀先生が代表理事をされており、会員に樹木医の方が多い)の会報「樹からの報告」をはじめ、各種協会や組合などの会報も、とても良い情報源(学習の刺激)となります。

2014年9月25日木曜日

イントロ④ 試験対策(論述式)

論述問題について
正式には過去問が公表されておりませんが、ネット検索すれば情報提供されている方々がおります。
それらの過去問情報を参考に、30分で400字、とにかく書き上げる練習が良いと思います。

論述のある試験は他にも数多いので、試験慣れされている方や、日ごろ論文や報告書を書かれている方には釈迦に説法となりますが、解答の基本は起承(転)結の構成で、簡潔さと論理展開が大事だと思います。

先ずは、出題にデータや資料が提示されていたらそれらを踏まえつつ、結びの主張となる結論を決めた上で…

起:出題のテーマで序文を起こし、

承:序文と結論を論理立てて補う、本文となる説明を述べて、

転:基本不要と考えますが、説明が薄く補完したい場合や、内容を膨らます(笑)必要がある場合は、関連事項を述べて、

結:用意した結論に着地。もし余白があれば自分なりの〆フレーズ(それらをxxxできる樹木医となりたいです。等)を差し込む。

この流れが短時間で書き上げる方々の定石だと思います。


本文となる説明(や補完)と結論は、基本的には問われている内容を知らないと(つまり知識が無いと)書けない内容ですが、その知識は、選択式問題を解いて関連事項を調べていれば自然と頭に入ってますので、あえて勉強の必要はないと思います。
(時事問題的なニュースを拾っておくことは別途必要だと思いますが)
なので、30分で400字、とにかく書き上げる練習でよろしいかと。

例えば、下記病虫害については、選択式でも必須の話題なので、論述で必要な知識も有しているはずなので、あとは出題意図に合わせて書き上げられるかがポイントだと考えます。
・松枯れ(マツ材線虫病、マツノザイセンチュウ、マツノマダラカミキリ)
・ナラ枯れ(カシノナガキクイムシ、ナラ菌、マスアタック)


あと出題予想について。
時事ネタといいますか、話題になっている事柄が出題される可能性はあります。
例えば、
 青梅で全木伐採の原因となったウメ輪紋病(PPV、プラムポックスウィルス)
 除染作業等に関連したファイトレメディエーション(浄化植物)
 明治神宮の森(植生や生物多様性など…第二次調査結果を踏まえて)
などは出題されるかなぁと推測してます。


また千葉の方でシカやイノシシの獣害が話題となっていたので、鳥獣害に関する話題も想定していたのですが、本年度の(2)出題されました。

平成26年度(2)「ニホンジカの生息域が広がっている。原因として考えられることと、それによる影響について述べよ。」といった具合です。



イントロ③ 試験対策(選択式)

樹木医選抜試験の対策については、先ずは過去問を入手し、実際に解いてみるのが吉です。

選択式問題については、先出の日本樹木医会の「樹木医研修受講者選抜試験問題集」が毎年発刊されるので(25年度版は3,600円で販売)、そちらを利用するのが基本だと思います。

見開きで、左側に問題が、右側に解説があるので、利用し易いレイアウトです。
解説は、基本的に充実しているので、よい学習ガイドになります。




実際の問題に触れてみると、大まかな出題傾向…

例えば、材に関する道管・仮道管・樹脂道などは毎年出題されるので必須、
関連して物理的な系として繋がる維管束や根系(根系からは菌根菌、菌類・微生物)、
そして葉肉細胞や光合成、
さらに内部の植物ホルモン(オーキシン・サイトカイニン・ジベレリン etc.)の生理作用と、
外部の必須元素(多量要素と微量要素)とそれらの欠乏・過剰時の症状は、
等々数珠つなぎで学習できるかと思います。



そうなると、参考文献のリンクと共に知識も広がると思います。

イントロ② 樹木医試験


樹木医選抜試験の概要は、

・五択の選択式問題が33問 …午前10:30~12:00 (90分)
・一問400字の論述問題が3問 …午後13:30~15:00 (90分)

となります。

公式テキストは「最新・樹木医の手引き」(平成26年からは改訂4版)となり、出題範囲も一応こちらとなっております。
実際の出題(過去問題)を見ると、基本的にテキストでおさえている出題ではあれど、関連する発展した内容(深く広い事項)も出題されます。

従って、真面目に勉強するのなら、公式テキストを教科書として、参考文献も読み漁る必要があります。

なお、過去問題は、日本樹木医会の方から"選択式問題のみ"過去5年分単位で製本されて販売されております。論述問題については例題のみ掲載されてます。



イントロ① 道程

はじめに、少しだけ樹木医となるまでの流れを説明します。
 
樹木医とは?樹木医制度とは?など、基本事項に関する詳細、正確な情報については、一般財団法人 日本緑化センターの 樹木医の項をご参照願います。

さて、樹木医として認定される為には、受検資格満たした上で
「樹木医研修受講者選抜試験」…(ア)
に合格し、
「樹木医研修」…(イ)
を受講して試験と面接に合格する必要があります。

一般に(少なくとも身の周りでは)、樹木医試験と言われているものは (ア) を指します。


(イ)の研修日記のつもりで創めましたが、
導入として(ア)樹木医試験についても少し記しておきます。